【終演】『ファンタスティックベイビーズ』
これはそんなバカで弱っちい俺たちがお送りする、絶望の時代を生き抜くバイブル！ （令和最新版）
- 王子小劇場
- 2月21日(水)～2月26日(月)
ご挨拶
2024年2月〜3月にかけて、佐藤佐吉演劇祭2024を開催いたします。
前回開催から2年、新型コロナウイルス感染症の影響は未だ続いています。
今まで演劇界を牽引してきた様々な劇場が閉館といった道を選択せざるを得なくなり、多くのアーティストや団体が演劇活動を断念してしまいました。
これから活躍していくであろう若手演劇人たちも、上演機会の乏しさ、実現の難しさから苦境に立たされ、演劇人口は日に日に減っているような気さえしています。演劇を始めるということ、演劇を続けるということが非常に難しい世の中になっていっているのかもしれません。
わたしたちは、そういったアーティストたちへ向けて「王子小劇場は味方だぞ」と声を大にして叫び続け、これまでの3年半、劇場が空いてしまった期間に様々な企画・イベントを開催してきました。有難いことにたくさんの方と出会うことができ、新たなご縁が生まれたこと、非常に有意義でかけがえのない機会になりました。
ただその一方で、来年の劇場はまだまだ空いています。カレンダーが白紙の月さえあるんです。3年半を経た今こそ、劇場を「今の作り手」にとって身近な上演機会の場にしていかなければなりません。ベテランも若手も、どんな人でもどんな演劇でも実現できる場所であること、それこそがいちばんの若手支援のかたちになると思っています。
今回の演劇祭は、そういった支援を実現するための『突破口』として、そして何よりも参加団体にとって、ひいては演劇界にとっての『突破口』となることを目指します。
参加していただくのは劇場がいま最も推したい、若手団体を中心とした13団体です。なかなか攻めたラインナップになりました。ともにこの演劇祭で手を取り合い、創作と闘っていくことで、相互に「演劇を続けていく」道を切り開いていけると確信しています。
そして、一人でも多くの、観客を含めた演劇人の皆さんとともに、この演劇祭を全員で「突破口」にしていければと思っています。
是非ご期待ください。
佐藤佐吉演劇祭実行委員会
実行委員長 井上瑠菜
